データ保存
- 途中でブラウザを閉じてしまった場合でもデータを保存するため,
on_finish
だけでなくon_close
でもデータを保存するようにしておく(最後まで課題を行ったとしても,正規の終了画面前にブラウザを閉じてしまった場合はデータが記録されない)。ただ、二重に記録される場合があるのでロックする必要がある(今後追加)。
- データをデータベース(MySQL)に記録する場合,それぞれのカラム(列)ごとにデータ形式を適切に指定しないと記録されないので注意する(特に配列に注意)。
localSave()
だけでなく,サーバーに保存したテストも必要。
実施に関して
- 類似した実験・調査への参加経験を聞くことで,同じ刺激に何回か触れた可能性のある参加者を検出できるが,細かい区別はなく「オンラインで行う」という点だけで「類似した実験・調査に参加した」と回答をもらいやすいので,「同一の内容の実験・調査」への参加経験を問う方がよいかもしれない。
- 課題の最初から最後までオンラインに接続していてもらう必要があるため(データの送信のため),注意喚起をしておく。
- スマートフォンで参加したいという参加者も多いので,「パソコン限定」など,実施デバイスの指定をした上で,プログラム上でスマートフォンでは課題を実施しないようにするとよい(OSによる分岐を参照)。
- フォーム以外でキーボードで反応してもらう場合,全角入力になっていると,別ウィンドウに文字が入力されてしまう場合がある。記録上は問題ないが,無用な混乱を招く可能性がある。課題前に自然と半角入力になっている状態に誘導できるとよい。例えば,半角入力の判定するコードを書き,参加者情報の年齢を半角入力のみし,半角で入力されていなければ次に進まないようにすれば,多くの場合は半角入力のまま課題へ入れる。
クラウドソーシング
- メールアドレスや電話番号は課題の説明や課題内に記載しない。多くのクラウドソーシングでは直接取引を禁じているため,メールアドレスなどを記載していると掲載中止になる。連絡はサイト専用のメッセージなどを介す。
- 同じ参加者に複数回参加してもらいたい場合(例えば,縦断調査)は,タスクを非公開にした上で,過去の参加者をタスクに招待するなどの方法がある(2回目以降にボーナスを付与するという手法も有効)。他にもクラウドワークスではプロジェクト型にして,複数回の参加してもらうという方法もある。