目的

jsPsychで最初に作成することを想定し,丁寧に説明しています。今回はjsPsychでシンプルな記憶実験(単語自由再生)を作成することを目的とします。具体的には,単語をランダムな順に呈示し,その後,自由再生を行ってもらうというものです。自由再生は配布した回答用紙に行ってもらうこととします。

なお,以下のページをご覧の上,可能でしたら,jsPsychテンプレートを利用して作成してください。

jsPsychの導入(+ テンプレート)

アウトライン

最初に実験のアウトラインを考えてから,コードを書くことが重要です。特に複雑な実験を作成する場合は,アウトラインを十分に練ることが重要です。実験は以下のようなブロックを順番に実施することにしました。

  1. 「ようこそ」画面
  2. 学習段階
  3. 自由再生段階
  4. 「終わり」画面

必要なパーツ(試行)

アウトラインを元に,各段階にどのようなパーツ(試行)が必要かを考えます。以下のパーツが必要です。パーツをどのように組み合わせるかは,作成しながら考えることにします。

  1. 「ようこそ」画面
  2. 注視点
  3. 単語
  4. 自由再生(1分間)
  5. 「終わり」画面

実験の作成

それでは,これから,単語の記憶実験プログラムを作成していきましょう。最小限の構成(ようこそ画面のみ)を作成した後に,徐々に他の段階を追加していきましょう。繰り返しになりますが,以下のページのテンプレートをまずダウンロードしてください。その中にあるmain.jsにコードを書いていきましょう(不要なものは消してください)。もしくは,エディタでファイルを新規作成して「main.js」という名前で保存してもらってもOKです。